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目まぐるしく移り変わってゆく、様々な日常の色を綴る。
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2024/11/24 (Sun)
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2009/12/09 (Wed)
昨夜の貧血騒動で「強制病院行き」の命を下され、
行ってきて帰ってきたついでに買ってきた今週のサンデー。

ものすごく個人的に思ったことはひとつ。

「やられた」。

「こんな所で、何をしている?」

「……お嬢さま…」

ナギとアーたん。二人を救う手立てを見出せないハヤテ。
ついには思いつめすぎて、自信を犠牲にしようとさえの考えにも達する。
そんなハヤテの前、燦然と立っていたのは────

主である三千院ナギ。
自分の命に代えても守りたいと思う人。

何も言わずハヤテの隣に腰を下ろすナギの表情は、何故か清々しいもの。
ハヤテはただ疑問に思う。今は、パーティーの真っ最中じゃあ…?
ヒナギクさんや西沢さんたちとじゃれ合ってたはずなのに、どうしてここにいるのだろう。
あの、お嬢様…。
しどろもどろするハヤテに、お嬢様は言います。
ハヤテ、ミコノスでも言っただろう!
人は、水に浮かない!!

「………」

あ、はい…、そうですね。
お嬢さまは浮きませんよね…

なんてことはハヤテは言いません。
火に油を注ぐ真似は、今は望まれてはいない。
しかし、

「主のピンチを助けないとは…執事失格だな!」

止めを刺されたのは、自分のほうだった。

返す言葉もない。謝る以外何も言えない。
だって本当にその通りなのだから。
一流の執事ならば、きっと迷いなく主の危機を察するであろう。
迷いなく、ただひとりを守るためだけに、動けるのだろう。
だが自分は動けない。
大切なものが一つではないから。
ひとつでなくてはならない必要があるのか…?

沈んだままのハヤテに、ナギは手を出す。「ジジイからもらった石を見せてくれ」
改めてまじまじその石を見つめるナギは言う。
これは、絆の石。人と人の絆を試す…星の石。
主と執事の絆。
自分たちにはいったいどれほどの強い絆があるのか。
そんな生半可なものではないと、「私」は信じているのだが。
最近思うことがある。最近のハヤテには、まず笑顔がない。
ため息ばっかりで、悩んでいて…、何より、つらそうにしている。
いったい何故だ?
「私」とのバカンスが楽しくないはずはない。
ならば理由は何だ?
思い至る要因は、今自分が手にしている石。
これが、もしかしてハヤテを苦しめているのか?
途端にハヤテの顔色が変わる。
…ああ、そうか。やはりそうか。
これが。こんなものが、ハヤテを苦しめている。
だったらこんな石は────なくなればいい。

絆の石? 世界にいくつもない貴重な石?
それがどうした。「私」には関係ない。
ハヤテを苦しめる、こんな石など。
こんな石ころ一つでハヤテがつらい思いをするなら、いっそなくなればいい。
壊してしまえば、もうハヤテが苦しむこともないだろう?
これでお終いだ。金に守られていた頃は、もう来ない。
金などなくとも、「お前」がいる。
私は、それでいい。
ここから先の未来は…お前が私を守ってくれ。


+++++++++++++++


これはちょっと驚いた。ここまで凛々しい子だったか…?
どこまでナギが察しているのかはわからなかったけど、まさかここまでの行動を起こすとは…ちょっと意外。これはナギの認識を改めなくてはならないな。

しかしこれはやられた。本当にやられた。
でもこれ…正直言っちゃうとハヤテ決断してねぇー!(苦笑)。
前々からあった「第三の選択肢」を、余儀なくさせられた感じ、なのかも。
それがまさか「ナギ本人が石を破壊」という結果に、相成りました。
これは…ハヤテはもうナギをどうあっても裏切れなくなった。ここまでされて「はいさよなら」にはできないだろうしな…。アーたんを救って、ナギも守っていかないといけなくなった。
ハヤテの抱える問題は解決したも同然だけど、やっぱりハヤテに決断してほしかったなぁ。
今後の展開によっては今回の迷いを生かした上で決断して動いてくれることを願う。受動的ではなくて、積極的に行動を起こしてくれることを…。
主にアーたんルートでよろしk(黙れ

ただ、続きが二週間後なのが痛いぜ!
でも待つぜ!!

今回絶叫タイムはなかったけども、心の中ではちゃんと叫んでたりする(笑)。

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