あれから一ヶ月

茹るような暑さですが何とか生きとります。暑くて暑くてろくに寝られたもんじゃないですけどね。

以前書いた記憶があるのですが、我が家の近所に転がり込んできた迷い猫のちび助。（違
あの仔猫が迷い込んでから早一ヶ月とちょっとが経ちました。あの頃はほんとにちっちゃかった仔猫もさすがにちょっとはおっきくなって。だけどまだまだ仔猫サイズ。かわいいもんです。
ちっちゃかった頃はひたすらご飯で釣ってましたね。飲まず食わずで餓死されても困りますし。というかそんな姿痛くて見られないよ…仔猫の死体なんて耐えらんない。で、死なれちゃ困るので日々ご飯を与えつつ少しずつ慣らしていって、人にも慣れさせようと思っていたのですが…。

ところがどっこい、やはりそう甘くはなかった。

出てきやしねぇ…！！

人の気配があるとまったく出てこない。のはわかってはいたのですが、こうまで頑固者だとは…。まぁいいですけどね。とりあえずご飯は食べてくれてるから。生きていてくれればいいよ、うん。食べる事は、生きる事です。

…にしましてもやはり人慣れさせておかなければいけないと思うわけで。しかし出てこない相手をどうするべきか。待てども待てども出てこないし、おかげでこっちは蚊に咬まれまくりです。だがあきらめるわけにもいかず、呼びかけつつただひたすらご飯で釣る。そして待つのみ。

そんなこんなでいろいろ試し、今現在。あれから一ヶ月ちょっと過ぎた今。
近寄ってきてくれるようになりました。名前を呼べばちゃんと返事もします。「おいでー」と手を出したら走ってきますよ。触ることすらできなかったのに、今は撫でることもできます。喉ぐるぐる鳴らして、みーみー鳴いてますよ。

長かった…！！

ここまでほんと長かった！　一ヶ月だけど長かった。でも慣れてきてくれたのがうれしい！ご飯目当てでもこの際目を瞑る。いやぁ、よかった！　一通り人に慣れてくれたようで、何よりだ。これで里親が見つかれば問題ないね。…と思っていたのに、まだ問題点は残る。ご飯は食べてくれるし人にもちょっとは慣れてきた。のに、やはりまだ野生の血が生きてるんでしょう。まだまだよそ様には警戒心むき出しで、威嚇しまくりのびびりまくり。ご飯を持ってきてくれる人（いつも私なのですが）以外の人にはてんでなつかない。「あれぇ～…？！」ってな感じで拍子抜け。こりゃーまだまだ先は長そうだ…。

一時保護のつもりだったのに、気がついたらこんなことに。動物なんて世話したことないからなおさらだけど…。ほんとに大変だ。生き物を飼うって本当に、理屈抜きで大変です。ましてや命を預かっているんですからそれを捨てるなんてとんでもないです。飽きたから捨てる？　面倒だから捨てる？　そんな理由は通らないですよ。人間にとっても動物にとっても迷惑です。
同じように生きているんだから、大切にしてあげたいものです。