鏡写しの理

常世と現し世の狭間
聖地の番人

侵す可からざる者


僕（私）達に恐れはない

僕を見てよ

君と僕はいつもいっしょにいるよね


食事をする時も
勉強をする時も
眠る時だって…いっしょだ

だって僕たちは生まれるより前から、ずっといっしょだったのだから


どんなときも　いつだって　
互いに手を携えて…ふたりで歩いていったね


でも

いつもいっしょにいるのに
君は僕を見ていない


…あぁ違うな　そうじゃない


君は


僕を見ているけど

僕を見てないんだ


『僕』の中にいる誰かを
君は　ずっと追いかけてる



ねぇ　それは　誰？


＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋


似たような感じのやつがありすぎる気もするけど気にしてはいけない。

愛してるよ。だからもっと、僕だけを

手を、取って。
瞳を、覗いて。


僕を、

僕を、


………僕、を


＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋



いつも突発的に浮かぶ思いつき。浮かんだそのときでないと忘れてしまうから。
…詩…にしてはごっつい短いんだけど。まぁそれもいいか（ぇ

一片

あの娘が　

あの人達が


同じ場所に
同じように
生きているとは限らない

壊れていく僕と、君と

壊れていく
壊れていく

『僕』という存在が、時の泡のように、姿を変えて、溶けてゆく。

名も、声も…この躰さえも──今はその意味すら持たない。
ただ毀れて、朽ちてゆく。


──ああ、願うことすらも、今は永劫叶わない
それでももし願うことができるなら…

今はただ、時を待ち、迎え、眠りに就きたい。



眠らせてはくれないか。
最期の時を、君の腕の中で───