忍者ブログ
目まぐるしく移り変わってゆく、様々な日常の色を綴る。
カテゴリー
* 未選択(0) * 徒然(363) * 小説の事(29) * Rozen Maiden(13) * 魔法少女リリカルなのは(2) * 詞(詩)(15) * SS(2) * バトン(7) * FE(12) * ゲームの話(4)
  カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
  フリーエリア
  最新コメント
[03/22 いちご]
[09/29 sui]
[09/24 火一]
[07/15 nacht]
[07/11 火一]
  最新トラックバック
  プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
  バーコード
  ブログ内検索
  最古記事
  カウンター
[164] [163] [162] [161] [160] [159] [158] [157] [156] [155] [154]
2024/11/21 (Thu)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008/03/03 (Mon)
金色の満月の下。夜が降りる。
閉ざされた空間の中に居る、二つの影。
「こんばんは」
静かな声。凛と透き通るような心地よい声。
ゆっくりと視線を向ければ、同じように向けられた瞳と目が合った。
薄暗い部屋、静かな空間、二人だけの世界。
ただ、見つめ合った。
「来てくれたんだね。嬉しいよ」
彼女にしか見せないやわらかな笑顔を向けて、微笑んで。
ゆっくりと、片掌を差し伸べた。
彼女が掌に自分の掌を重ねてくる。遠慮がちに触れた指先(て)を迷うことなく握って、引き寄せた。
ふわりとした香りが鼻をくすぐる。それは、彼女だけが持っている、彼女だけの匂い。
「やっぱりいい匂いだね、君は」
「…口説いても何も出ないですよ」
くすりと微笑う君が愛しくて。指を髪に絡めて、梳いていく。
このまま抱き締めれば、きっとこの腕いっぱいに、この胸いっぱいに、彼女への想いが溢れてくるだろう。
「今日は満月だから」
耳元でそっと囁けば、彼女はそれを肯定する。
彼女の片掌を取ったまま、ゆっくりと軽く体を離した。
再び互いの瞳が出会う。その度に紡がれる名がある。
「今夜も、君だけのために───」
取った手の甲にそっと口付ける。それは今宵の始まりを告げる合図。
君が微笑う。僕も微笑う。
二人だけの世界で、今宵も二人だけの時を。


さぁ、踊ろう?


++++++++++++++++++++

月明かりの下で踊る。二人だけの、ワルツを。
……みたいな感じですか(笑)。バリバリ蒼翠ですね! よっし!
双子でワルツとか。いいね! 「Shall We Dance?」とかのセリフが蒼がもっすごい似合いそう(笑)。
PR
この記事にコメントする
name*
title*
color*
mail*
URL*
comment*
password* Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]

* ILLUSTRATION BY nyao *