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2008/03/03 (Mon)
金色の満月の下。夜が降りる。
閉ざされた空間の中に居る、二つの影。
「こんばんは」
静かな声。凛と透き通るような心地よい声。
ゆっくりと視線を向ければ、同じように向けられた瞳と目が合った。
薄暗い部屋、静かな空間、二人だけの世界。
ただ、見つめ合った。
「来てくれたんだね。嬉しいよ」
彼女にしか見せないやわらかな笑顔を向けて、微笑んで。
ゆっくりと、片掌を差し伸べた。
彼女が掌に自分の掌を重ねてくる。遠慮がちに触れた指先(て)を迷うことなく握って、引き寄せた。
ふわりとした香りが鼻をくすぐる。それは、彼女だけが持っている、彼女だけの匂い。
「やっぱりいい匂いだね、君は」
「…口説いても何も出ないですよ」
くすりと微笑う君が愛しくて。指を髪に絡めて、梳いていく。
このまま抱き締めれば、きっとこの腕いっぱいに、この胸いっぱいに、彼女への想いが溢れてくるだろう。
「今日は満月だから」
耳元でそっと囁けば、彼女はそれを肯定する。
彼女の片掌を取ったまま、ゆっくりと軽く体を離した。
再び互いの瞳が出会う。その度に紡がれる名がある。
「今夜も、君だけのために───」
取った手の甲にそっと口付ける。それは今宵の始まりを告げる合図。
君が微笑う。僕も微笑う。
二人だけの世界で、今宵も二人だけの時を。
さぁ、踊ろう?
++++++++++++++++++++
月明かりの下で踊る。二人だけの、ワルツを。
……みたいな感じですか(笑)。バリバリ蒼翠ですね! よっし!
双子でワルツとか。いいね! 「Shall We Dance?」とかのセリフが蒼がもっすごい似合いそう(笑)。
閉ざされた空間の中に居る、二つの影。
「こんばんは」
静かな声。凛と透き通るような心地よい声。
ゆっくりと視線を向ければ、同じように向けられた瞳と目が合った。
薄暗い部屋、静かな空間、二人だけの世界。
ただ、見つめ合った。
「来てくれたんだね。嬉しいよ」
彼女にしか見せないやわらかな笑顔を向けて、微笑んで。
ゆっくりと、片掌を差し伸べた。
彼女が掌に自分の掌を重ねてくる。遠慮がちに触れた指先(て)を迷うことなく握って、引き寄せた。
ふわりとした香りが鼻をくすぐる。それは、彼女だけが持っている、彼女だけの匂い。
「やっぱりいい匂いだね、君は」
「…口説いても何も出ないですよ」
くすりと微笑う君が愛しくて。指を髪に絡めて、梳いていく。
このまま抱き締めれば、きっとこの腕いっぱいに、この胸いっぱいに、彼女への想いが溢れてくるだろう。
「今日は満月だから」
耳元でそっと囁けば、彼女はそれを肯定する。
彼女の片掌を取ったまま、ゆっくりと軽く体を離した。
再び互いの瞳が出会う。その度に紡がれる名がある。
「今夜も、君だけのために───」
取った手の甲にそっと口付ける。それは今宵の始まりを告げる合図。
君が微笑う。僕も微笑う。
二人だけの世界で、今宵も二人だけの時を。
さぁ、踊ろう?
++++++++++++++++++++
月明かりの下で踊る。二人だけの、ワルツを。
……みたいな感じですか(笑)。バリバリ蒼翠ですね! よっし!
双子でワルツとか。いいね! 「Shall We Dance?」とかのセリフが蒼がもっすごい似合いそう(笑)。
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