いま、できることを。

M9.0と修正された地震の規模。もはや想像を絶する破壊力であることは言うまでもない。
もうこれは本当に、現地でその恐ろしさを目の当たりにした者にしか理解はできまい。
一瞬にして家を、街を、家族を失った痛みは、計り知れない。

私が住んでいる西日本側に地震がなかったわけではない。震度２か３か…東日本の人たちのことを思えば、こんな程度の地震は軽いものだ。
今回はひどい被害が出なくてよかった、などと、安堵する気はとっくに消え失せた。
ご飯を食べてもいつものようにおいしく感じられず、お風呂に入っていても気が重い。
被災者の方々のことを思うと、自分だけあたたかな生活をしているのがいたたまれない。
物資を送ることもすでに困難な状況だというのに、もどかしくてたまらないのだ。

それでも、できることがある。
今回被害を受けなかった地域の人たちにも、まだできることがある。
私にできることなどせめて節電だけかもしれないが、これを書き終わったらパソコンのコンセントも抜いて、冷蔵庫以外は節電するようにしている。
家族にも呼びかけて、極力使わないよう控えてもらう。
こんなことしか、いまできることがないけれど。
それでも精一杯の支援をしたいと、そう思っている。